【タイ移住の生活費】ぶっちゃけ月いくらで暮らせる?円安時代のリアルと「贅沢の境目」

「月5万円あればタイで暮らせる」。そんな話は、今や昔のことだと僕は感じています。円安の今、月5万円で日本人が安全さや快適さを保ちながら生活するのは、基本的に無理です。最初にここを曖昧にすると、移住後の家計を見誤ってしまうと思います。

円安のタイで月5万円生活を考えるためのイメージ

1バーツを約5円で考えると、5万円は1万バーツほど。分かりやすくするための概算ですが、実際の換算額はレートや手数料で変わります。住まいがあっても、食事や移動、光熱費、通信、医療などは必要です。1万バーツですべてをまかなうのが簡単でないことは、暮らしを想像すると分かります。

もちろん、そのくらいの支出で暮らしている人がいることまで否定するつもりはありません。持ち家か賃貸か、何を自分でまかなうのか、どんな生活を選ぶかで事情は違います。ただ、一人の暮らし方が、移住を考える人みんなにできる方法とは限りません。

大事なのは、誰かの暮らしを決めつけることではなく、今の円安の中で自分が望む暮らしにいくら必要かを現実的に考えることです。

目次

家賃は安さだけで決められない

タイ移住の住居費を考えるイメージ

僕の自宅は、ペッチャブーンの市内から約20km離れています。子どもの送迎がある日は、移動距離が往復80kmになることもありました。ガソリン代だけでなく、暑さや疲れ、バイク移動のリスクも気になっていました。

そこで市内に借りたのが、月3,000バーツの2階建てタウンハウスです。きれいな物件は月6,000バーツほど。家賃は増えましたが、毎日の移動による負担を減らすことができました。安い家賃を選べば、その分得をするとは限らないと実感した出来事です。

バンコクで駅に近く、設備の整ったコンドミニアムは月2万〜3万バーツほど。ノースパタヤの高級コンドミニアムなら、1ベッドルーム月2万5,000バーツの例があります。家賃だけでも、場所や設備で大きく違います。

これらは僕の経験や現地で聞いた事例で、地域全体の平均ではありません。築年数、立地、契約条件をそろえて比べることが大切です。移動にかかる時間やお金も含めて、自分にとって負担の少ない住まいを考えたいですね。

毎日の食事と、日本食を楽しむ日の食費

タイの屋台料理と日本食の食費イメージ

食費は、ローカルの食事を中心にするのか、日本食も楽しみたいのかで変わります。僕が知る例では、地方のガパオライスが約50バーツ、バンコクでは60バーツ以上。フードコートのカオカームーと水は合計100バーツほどで、ピア21のマンゴーシェイクは約35バーツでした。

日本食のランチセットは300〜400バーツほど。ラーメンと餃子にビールを頼むと、僕の感覚では3,000円以上になります。毎日の食事は現地のものが中心でも、ときどき日本食が食べたくなることはあります。最安の屋台価格だけで月の食費を計算すると、実際の支出とのずれが出るかもしれません。

価格は店や時期、注文内容によって変わります。移住先でよく行きそうな店や食事の回数を想像して、無理のない予算を考えてみてください。

カフェで過ごすか、家で淹れるか

タイでカフェと自宅コーヒーを楽しむイメージ

カフェのコーヒーも、選ぶ場所で差があります。人気カフェのアイスアメリカーノが約200バーツ、Cafe Amazonが約60バーツという例があります。僕は地元カオコー産のアラビカ豆を500g約300バーツで買って、自宅で淹れています。

外でゆっくりしたい日もあれば、家で飲むコーヒーが心地よい日もあります。暮らしを窮屈にするほど節約するより、何にお金を使いたいかを自分で決める。その方が、長く続けられる生活になると思います。

電気代は、エアコンを使う時間で変わる

エアコンの使用時間などで変わるタイの電気代のイメージ

僕の家は、2階の仕事部屋でエアコンをよく使う4月ごろに月2,700バーツほどかかりました。単身の知人からは、月数百バーツに収まると聞いています。どちらかをタイ全体の標準にすることはできません。

家の向きや風通し、断熱、在宅時間、エアコンの使用時間が違えば、電気代も違います。賃貸物件を選ぶときは、家賃と一緒に暑い季節の過ごし方や設備も考えておきたいところです。

家族3人で月12〜15万円。含まれない費用もある

タイで暮らす家族3人の月々の生活費のイメージ

僕の家族3人では、普段の生活費が月12万円ほど、出費が重なると15万円くらいです。ただし、民間保険、ビザ申請、車の保険はこの金額に含まれていません。移住費用を考えるときに、全部込みの数字として見ないでください。

家賃、食費、移動、電気代を月々の支出として書き出し、保険やビザ関連、一時帰国のような不定期の支出は別に考える。金額がまだ分からない欄は、無理に平均額で埋めなくてもいいと思います。候補地や住まいが具体的になってから調べ、暮らし始めて実際の支払いが分かったら予算を見直す。

賃貸を探すときは家賃だけで比べず、エアコンや設備の有無、契約条件、移動先までの距離も並べます。食事も、ローカル中心の日と日本食を楽しむ日の回数を分けて考える。保険やビザなど不定期の支出は、支払う時期と一緒に書いておく。こうして整理すると、何を優先すべきかが見えてきます。

最初の見積もりと実際の支払いに違いが出ても、使った項目を確かめながら次の月に反映すれば大丈夫です。最初からぴったりの数字を出すより、暮らし始めてから家計を調整する方が現実的だと思います。

安い家賃を求めて遠くに住んだ結果、移動費や体力の負担が増えることもあります。毎月いくらかかるかだけでなく、どんな生活を送るためのお金なのかを考えると、予算に何を入れるべきか見えやすくなります。

移住前には、住まいと食事だけでなく、通院や普段の買い物にどのくらい移動するのかも考えておきたいところです。地図で距離を見るだけではなく、実際の行き先や移動手段を想像すると、必要な予算を組み立てやすくなります。

安さより、自分が続けられる暮らしを

円安の今、「月5万円でタイ生活」という昔の目安を、そのまま移住計画に当てはめるのは危ういと僕は思います。一般的な日本人が安全さと快適さを保ちながら暮らすなら、基本的には無理です。

ただし、少ない支出で暮らしている人がいることも否定しません。家や食事、家族構成、必要としているものは人それぞれです。誰かの例をそのまま目標にせず、自分にとって何が必要かを確かめることが大切です。

僕は、安さだけを追いかけるより、普段の食事は無理なく楽しみ、コーヒーや仕事道具など大切なものには必要なお金を使いたい。いくらあれば生活できるかと同じくらい、その暮らしを続けられるかも大事にしたいと思っています。毎月の家賃、食費、移動費、光熱費を書き出し、保険やビザ申請など別に必要な費用も確認してみる。項目を並べると、自分が考えていた「タイ生活」と月5万円の差が、少し具体的に見えてきます。これから移住を考える人には、安さだけで決めず、候補地での暮らしと実際の支出を調べてから判断してほしいです。

関連動画

※この記事の金額は僕の経験や現地で聞いた例をもとにした目安です。一般相場や個別の移住費用を保証するものではありません。為替や物価は変わるため、移住を検討するときは候補地の最新情報をご確認ください。

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五十の手習い!タイの地で足るを知る~崖っぷちの人生を豊かにする法則ブログ~を運営しています。タイで人生の最終章をスタートさせました。半農半Xを18歳年下のタイ嫁と目指して日々奮闘しています。自給自足、農業、田舎暮らし、タイのことなど、気になる記事がありましたらシェアしてもらえたら嬉しいです♫
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