五十代アクティブニートが、タイの田舎で新たに土地を購入しました!「えっ?!日本人でも土地が買えるの?!」と思った方もいらっしゃるかとは思いますが、そんな疑問にも答えつつ、どうしてまた、新たに土地を購入することになったかなども含めてお話します。
「えっ?!日本人でもタイの土地って買えるの?」
最初に、結論から言うと、日本人も含め外国人はタイに土地を購入することはできません。
これは、個人であっても外国人とみなされる法人も同様にタイの土地は購入できません。(株式などの比率による)
ただし、例外もあってタイ国内で4000万バーツ(およそ1億3500万)以上の投資した外国人に対しては、居住目的のための土地が、1ライ(1600㎡)未満で土地の取得が認められています。
もうひとつは、日本の製造業などがBOI(タイ投資委員会)で認められた事業でBOIから奨励を受けた土地を購入することができます。また、IEAT(タイ国工業団地公杜)が管理する工業団地に入居する場合も、その工業団地の土地を購入可能です。
土地は外国人は購入できませんが、コンドミニアム(区分所有権いわゆる日本でいうところの分譲マンション)は、購入可能なのは言うまでもありません。
と、まあ、五十代アクティブニートには、上記のことは全くもって当てはまらないため、自分名義でタイに土地購入はできません。
要するに、五十代アクティブニートの奥さんは、タイ人であるのでタイの奥さん名義で土地を購入することになります。
まあ、ボクもかつて、タイで身ぐるみ剥がされたことがありますから(笑)家も車もね!
だから、皆さんがそう思うのもわかります。
ただ、いつも思っていることがあるんです。それは...
ということで、タイ嫁名義で土地を購入することになりました。
どうして新たに土地を購入することになったのか?
実は、自宅の裏にはタイ嫁のお父さんとお母さん名義の土地が3ライ(およそ1500坪)あり、自由に使って良いよということで、「じゃー、ここでミミズの堆肥作りから始めよう」と水瓶などを準備して、ミミズ小屋を建てようと思っていた矢先に、なんとお隣のタイ嫁のお母さんとその妹夫婦とで相続争いが勃発!!
このことで、実は慌てて2017年6月くらいに土地を物色して、家から車で15分ほどの場所に土地権利証のある土地、2ライ(およそ1000坪)を見つけて、30万バーツ(およそ100万円)で購入しました。
少し、自宅から離れてはいましたが、その時は良しとして購入を決断しました。
その後、自宅裏の相続争いをしていた土地の件で、役人や警察を交えて話し合いが行われ、杭を打ちも行われ解決しました。
役人も仲裁に入って、解決もしたことだから大丈夫と思い、ミミズ小屋の建設を始めて、ミミズ堆肥作りもスタートさせました。
ところがその後、お母さんの妹から執拗な嫌がらせ(大声で、作物をお母さんが盗んだなど)が始まり、我慢していたタイ嫁も爆発!!
タイ嫁ももう、ここの土地では作物を作りたくないということになり、また、ちょっと前に購入した土地権利証のある土地は、娘が生まれてきて車で15分というのは効率がかなり悪いだろうということで、新たに土地を探すことになりました。
この土地権利証付きの土地は、現在、賃借して今や地主です(笑)
タイの田舎での土地の探し方
タイの田舎での土地探しですが、どのように探すかわかりますか?
タイの田舎では、バンコクのように賃貸や土地を紹介してくれるような不動産会社はありません。もちろん、日本のように不動産流通機構(レインズ)などのように不動産情報を取りまとめているところはありません。
では、どのように探すか?!
それは、足を使って探します(笑)
車で、希望の地域を車で回って、そこらじゅうの人に声をかけていきます。
こうやって、しらみつぶしに当たっていると情報が色々と出てきます。今回は、慌てずゆっくりと探すことを心掛け、また、友達や親戚にも声をかけて情報をどんどん集めていきます。
このように、たくさんの情報を集めては、価格も所有者と掛け合って、土地を絞りこんでいきます。
そうこうしてる中、友達の紹介でなかなか良い土地が出てきました。
タイの土地の単位とは?
ちょっと、タイの土地を購入するにあたり、土地の単位はちゃんと頭に入れておく必要があるのでまとめておきましょう。
もっとも、タイの土地を探すときによく聞く単位は、ライという単位です。このライは1600平方メートルで、およそ485坪です。感覚的には500坪と覚えておくとよいでしょう。
次に大きな単位としては、ガーンという単位があります。これは、400平方メートルになります。
最小の単位は、タランワーで4平方メートルになります。
上記のことから、1ライ=4ガーン=400タランワーということになります。
土地の登記簿で、例えば、1-2-30という表記は、1ライ+2ガーン+30タランワーという意味になりますので、530タランワーで2120平方メートルということになります。
タイの田舎の土地には権利証のあるものとないものとがある?
タイの田舎では、実は土地の権利証のあるものとないものがあるのは、ご存知でしょうか。
まあ、建前上は土地の権利証のないものは売買はできないことにはなっています。
ただし、田舎では土地の権利証がある土地を見つけるのも大変です。我が家の田舎近辺は権利証ありの土地はかなり少ないですし、それなりの金額にもなります。
ボクも日本人的な考えから、最初に購入した土地については、土地の権利証がないものなんて購入できっかよということで、権利証ありの土地を購入しました。
ただ、今回の土地に関しては、タイの田舎の商習慣に則って、できる限り安く購入できる土地を探してみました。そうすることによって、物件も豊富に出てきて、条件の良いものが出てきました。
そう、もちろん、絶対大丈夫なんて、このタイの国では、しかも日本人が購入するわけですからないということも頭に入れて購入するということです。これも、株やFXと同じように、万が一すっ飛んでも問題ない額に収めるということが大切です。
タイの田舎での土地の契約方法
タイの田舎での土地の契約方法ですが、もちろん、権利証付きの土地購入に関しては、契約書を作成して土地の権利者と購入者で土地局で申請をします。これは、司法書士に依頼するかはともかく、日本と同じですね。
では、土地権利証のない土地に関してはどうでしょうか。
これは、ボクもビックリしたのですが、その地域の長(選挙で選ばれる役人がほとんど)の立ち合いの元、契約書を作ってお金の収受も同時に行います。
新たに購入したタイの田舎の土地について
今回、購入を決定した土地は、タイ嫁の友人の親戚からの情報で、実はいつも通っているマーケットで卵を売っている女性オーナーの土地でした。
一度、現地で女性オーナーとお会いして全体がおよそ9ライの土地で、この場所を1ライ(およそ500坪)ずつ区画して売り出しますとのこと。
ボクにとっては1ライの土地を探していて、自宅からもバイクで5分と近く、自宅とマーケットの間にある土地だったので、契約をすることに。
土地の価格は当初15万バーツ(約50万円)ということでしたが、こちとら元不動産会社ですんで、12万バーツ(約40万円)なら一括現金で払うよというと、あっさり12万バーツ(約40万円)ということで売買価格も決定しました。
とりあえず、地域の長(選挙で選ばれる役人がほとんど)立ち合いの元、契約書に署名と2万バーツの予約金を収めました。この予約金を素早く支払っておかないと、口約束だけでは、他に条件の良い話が出てきたら、そちらに話が流れてしまうので注意が必要です。
その後、女性オーナーから指示を受けた男性が区画割をするということで、仮杭による区画が終わったら、連絡をするということで、その日は終わりました。
そして、区画割が終わって、いざこちらで測ってみると、タイあるあるの平米面積が200平方メートルほど足りないため、再度計測しなおして本杭の打ち込みをして、残金を支払い無事に土地の購入ができました。
タイで購入した土地で今後やっていきたいこととは?
五十代アクティブニートが新たに購入した土地でやっていきたいことをまとめていきます。
まずは、自宅裏の相続争いの土地に立ててあるミミズ小屋の10月に移設をします。再度、本格的なミミズの堆肥作りを行って、購入した土地を土壌改良します。
ミミズ小屋の半分は、寝泊まりのできる小屋にする予定で、その前にはデッキを設営してキャンプを楽しめるようにする予定です。こんな環境でライターの仕事をしたら捗るやろなー(笑)
自家焙煎できる機械を購入して、美味しい珈琲も飲みたい。
まずは、自分や家族(嫁や子供、愛犬キャンディ)が楽しめる空間を作って、地元の子供たちも巻き込めるコミュニティを作るのもいいかもなー。月に1回、美味しい?日本食を振舞ったり。
土地改良が完了次第に、パパイヤやマンゴー、台湾バナナ、タイの野菜などを順次育てていく予定です。
何年かかるかはわかりませんが、土地に小さな小屋をいくつか立てて、無農薬野菜で作ったタイ料理や果物でおもてなしをするキャンプサイトができればいいなとも考えています。
我が家のそばには、タイ嫁の友人の旦那さんはファランも多いので、休暇には友人なんかもたくさんくるので、なんらかの形で収益が見いだせるか実験です(笑)
ボクがタイの田舎で土地を購入する意味とは...
[warning]タイの田舎で土地を購入するということ、それが自分名義ではなくタイ人嫁の名義であるということ、ましてや土地権利証(所有権)のないものを購入するということは、それなりのリスクがあることを承知しておかなければなりません。[/warning]
このタイという国では、ぼくらは外国人でタイ人と同じように権利を主張することはできません。
タイ嫁が先に亡くなったら、別れてしまったら、心配したら尽きることはありません。ですので、何かあったら仕方がないと思える範囲内で押さえておく必要はあるかもしれません。この懐事情も人によって変わりますね。
[tip]また、バンコクの土地と違って、資産価値を考えての購入はするべきではありません。ただ、ボクのように自給自足をするための土地の購入であったり、自分が住むための土地購入であれば、その価値は人それぞれということになります。
誰かにとっては、無価値でも人によってはかけがえの財産になるのです。[/tip]
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