タイは今、雨季本番を迎えています。毎日、バケツをひっくり返したようなスコールが一日に何度もあり、バンコクもまだまだ水はけの悪いところも多いので、バンコクのあちこちでも道路が冠水することも多いです。今回は、タイの雨季の状況や観光への影響などをご紹介します。
タイの雨季はいつからいつまで
タイの雨季は、地域によっても多少のズレはありますが、およそ5月の終わりぐらいから10月の終わりぐらいになります。ただ、最近は世界的な気候の変化によって、11月にずれ込む場合も多いです。
特に、これから10月になりますと雨季の終わりの最後の一降りがあります。この最後の一降りが非常に影響を及ぼす可能性があります。
皆さんも記憶のどこかにあると思いますが、2011年にタイは大洪水を起こしています。このときは海水温が低下するラニーニャ現象の影響で、6月から9月に大量の雨が降りその大量の雨をダムが貯めきれず仕方なく放水した結果、10月から11月にかけてアユタヤにある日系企業が入居する工業団地が4mから5m浸水し、その後バンコクの一部も浸水しました。
今年も比較的雨の多い年になっていますので注意が必要です。
タイの雨季の観光への影響
タイの雨季の時期の観光への影響ですが、やはり雨による渋滞を考える必要はあるでしょう。特に、アユタヤ方面へ世界文化遺産である遺跡巡りをする際には、注意が必要です。
只得さえも雨の多い日には、アユタヤへ向かうメイン道路の1号線が冠水して渋滞が発生することがよくあります。ボクもアユタヤ方面への工業団地へお客様をご案内するときには、何度渋滞のことを気にしたことか(笑)
その他の地域では、パタヤ方面へ観光に出かける際にもバンナートラッドのセントラルバンナー周辺は海抜も低いことと湿地帯であるということもあって冠水することがよくあります。
バンナー周辺やパタヤ方面へゴルフに出かける際にも道路の冠水や渋滞に注意する必要があるでしょう。
このように10月に観光でタイに来られる方は、道路の冠水による渋滞があるので十分時間には余裕をもって行動しましょう。
バンコクの雨季の楽しみ方
バンコクの雨季の楽しみ方は、なるべく渋滞に間違いなく嵌るタクシーなどは使わず、BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)を駆使して移動してください。さて、バンコクでバケツをひっくり返したような土砂降りになったら、どう楽しみましょうか。
タイマッサージやスパを楽しむ
バケツをひっくり返したような土砂降りも小一時間もすれば止むことが多いのがタイ バンコクの雨季です。
タイマッサージを2時間も受ければ、きっと空も明るくなっていることでしょう。最近、スクインビット中心のタイマッサージも250バーツから300バーツに値上げされているところも多いですが、それでもまだまだ日本よりかは安いのですのでタイマッサージはおすすめです。
オンヌット周辺のマッサージ店も最近、150バーツから200バーツに一斉に値上げしていました。バンコクもどんどん物価が上がりますね。
女性には、やはりスパやエステ、ネイルがおすすめです。ペディキュア&フットケアなどは600バーツ(約2000円)ほどから施術が可能なのでおすすめです。
ショッピングを楽しむ
バンコクは、初めてバンコクに来られた方がみんなびっくりするほどショッピングモールがあります。もう飽和状態なのではと人の心配をよそにさらに開発が進んでいます。セントラルエンバシーはお金持ちのためのショッピングモールということもあり、日曜日でもガラガラです。
とにかく、BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)沿線には、駅から直結して雨に濡れずして入れるショッピングモールも多いので、土砂降り雨のときの時間つぶしにはもってこいです。小一時間もウインドーショッピングを楽しんでいれば、雨も止むことでしょう。
また、ショッピングモールには映画館も併設されていることが多いので、最新作の映画を見るのもいいかもしれません。字幕はタイ語ですが(笑)洋画などは日本より数週間早く上映されることもあるのでおすすめですよ。
旬のフルーツを食べてみる
タイの雨季でしか食べられないフルーツもあります。代表的なものは、ドリアンですね。そう、あの臭い王様もとい果物の王様ドリアンです。原産地はマレー半島でなんでも王様が精力増強で食べていたということで王様の果実と言われていました。
精力増強ということで、タイに来られる男子諸君は鼻をつまんでも食べるべきですよ。一度、食べるとあのクリーミーさが堪らなく、癖になる逸品です。
マーケットなどでは、量り売りもあるほか、パックしてるものだと60バーツから150バーツくらいで食べられます。日本ではなかなか食べられないと思いますので、まだ食べたことのない方はぜひチャレンジしてみてください。ただし、くれぐれもホテルには持ち込まないようにしてください。クレームになります。
その他には、果物の女王と言われるマンゴスチンはまろやかな甘みが美味しいフルーツです。さすがに女王様というだけあって臭みはありません。
また、赤い毛むくじゃらのランブータンやさっぱりとした甘さのドラゴンフルーツもこの雨季が旬のフルーツになります。
ホテルでゆっくりと過ごす
特に、パタヤやプーケットなどの雨季では、土砂降り雨でビーチロードが冠水することがよくあります。もうそんなときはわざわざビーチに出ることはせずに、ホテルでティ-タイムを楽しんだり、マッサージやエステを楽しむと良いでしょう。
雨季はホテルもオフシーズン価格になることもあるので、高級リゾートにでも宿泊して至極のホテルライフを過ごされるのがおすすめです。
タイの雨季の服装
タイの雨季はやはり多少湿気が多い気がしますが、雨の降ったあとは気温も下がるので肌寒く感じる人もいると思いますので、羽織ものを1枚持っておくと便利でしょう。また、土砂降りに巻き込まれた場合のことも考えて、小さなタオルをカバンに入れとくと重宝しますよ。
また、道路が冠水することもあるので足元は濡れても良いようなサンダルなどがベストです。とはいっても道路が冠水した場合は、汚水からも水が上がってきてしまうので、衛生的ではありません。できれば、水が引くまでの1~2時間はホテルなどで待機することをおすすめします。
タイの雨季で注意すべきこと
タイの雨季で注意すべきことは、まず道路が冠水することがあるので足元に十分に気を付けてください。
そう言われるかもしれませんが、バンコクのソイが冠水すると地面が見えなくなるので穴が開いている箇所や窪んでいる箇所がわからなくなって怪我のもとですので十分注意しましょう。
また、バンコクは電線が垂れ下がっていることも多々あります。タイの風物詩にもなっているあの電線は2022年までに地中化するとの計画だそうですが、いつになることやら。とにかく、間違っても触れることのないように注意しましょう。タイの洪水で死亡する1割が感電死ということですから注意したいものです。
パタヤやプーケットに雨季の時期にお出かけの予定のある方は、風による高波で遊泳禁止になることがあります。その際には、必ず遊泳禁止の看板が出ますので、間違っても泳ぐようなことはしないように注意しましょう。
また、ゴルフ場では突然の突風や雷雨に注意してください。キャディーの指示にしたがって雨宿りしるようにしましょう。くれぐれも強引なプレーの続行は控えましょう。
タイの雨季の時期に注意すべきことがもう一点あります。この雨が多い時期には水たまりも多く、蚊の発生も多くなります。タイでは、昨年もバンコクでもデング熱の患者も出ていて注意が必要です。なるべく蚊に刺されないように対策が必要です。日本からお越しになる際には、蚊よけの薬をお持ちになることをおすすめします。
タイの雨季にはタイに来ない方が無難?!
雨季のタイでは、特にビーチリゾートは遊泳禁止などになることも多いので、海遊びを中心に考えている場合は、時期をずらした方がいいかもしれません。特に、ダイビングをされる方はシミラン諸島などは船も出ませんので、乾季(11月から5月)に日程を合わせることをおすすめします。
ただ、雨季のビーチホテルは、レインシーズンのプロモーションで安くなることも多く、高級リゾートホテルに宿泊するチャンスでもありますよ!
バンコクの場合は、さきほども話しましたように雨の日でも楽しめることがたくさんありますので、ぜんぜん問題ありません。
また、バンコク周辺でゴルフを計画されている方も、雨季の大雨も小一時間で止むことも多く、水はけの良いゴルフ場であれば、雷さえ気をつければレインシーズンでグリーンフィーも安いのでお得にゴルフも楽しめます。
バンコクのスクンビットの冠水スポットをご紹介
バンコクのスクンビットはいくつか冠水スポットがあります。アソーク通りとソイ23あたりは低くなっているため、雨水が集まりやすく冠水しやすいスポットです。
また、ソイ39からソイ49にかけても奥に行くにしたがって土地の高さが低いので冠水しがちで、水が引くのに1時間から2時間かかる場合もあります。
それでは、地図に冠水ポイントを赤のラインで落とし込んでいるので参考にしてください。ここ以外では、エカマイの奥のソイも冠水が醜い地域でもあります。
また、2017年5月の大雨のときには、ナナ駅周辺のソイ8やソイ31なども冠水しています。
雨が夜から朝まで降り続けると、ラマ4世通りも偶数側(ソイ24やソイ26)などでも雨季は冠水することがあります。
スクンビット洪水中(´・_・`) #洪水 #バンコク #スクンビット pic.twitter.com/DDdsrifrp4
— Nobuhiro Yamazaki (@Paopao1118) 2016年10月2日
上記を加味して、ホテル選びをするのもいいかもしれません。バンナー方面へゴルフへ行かれる方は、ラマ4世通り裏の高速入り口を利用して行くのが雨季の時期では便利ですので、偶数側のホテルをピックアップするといいでしょう。
タイの雨季を楽しみながら旅行しよう
タイの雨季の状況やバンコクでの雨季の楽しみ方などについてご紹介してきました。タイの雨季は、バケツをひっくり返したような土砂降りになったら、大人しくホテルで1~2時間待機していれば水が引くことも多いです。
土砂降りの雨も小一時間もすれば止むことも多いですので、ショッピングやマッサージで時間をつぶしましょう。
雨季と上手に付き合うことが、雨季でも十分楽しむことのできるのがタイです。ぜひ、雨季のタイにも遊びにきてくださいね。
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