サワディークラップ!
あなたは、自己啓発本やビジネス書を読み漁ってもなかなか効果を実感できないということはないだろうか。「仕事は楽しいかね?」では、何事もうまく行かず深い霧の中にいるあなたが知りたいその「なぜ」がわかりやすく解説されている。
最近、Kindle Unlimited 読み放題に登録して読書の量を増やしている五十代アクティブニートの川島がそのヒントをお話していきたい。
吹雪によって空港で足止めを食らった35歳のうだつの上がらないサラリーマンが、恰幅のいい老人マックスから「仕事は楽しいかね?」と聞かれることから、この物語は始まる。
成功を研究しても成功は手に入らない
マックス爺さんの「成功を研究しても成功は手に入らない」という言葉に、ボクはハッとさせられた。
新しい何かを始めるとき、人は模範できる何かに頼ることになる。斯く言うボクも成功事例を参考に研究をする。
成功を研究することが悪いとは思わないが、成功を研究してそれに満足してはいないだろうか。研究をして更に自分の体験や知識をミックスさせてバージョンアップさせているだろうか。
また、その成功例が自分に合っているかもわからずに、ただ、闇雲に研究ばかりしてはいないだろうか。
マックス爺さんは、こうも言っている。
まずは模範から入っていって、それに自分なりのスパイスを加えて調理する方法を学ぶ。そして、さらに独自のスパイスを加えることにより、オリジナルティを出していきたい。
ひとつのことだけに囚われず、広い視野を持って自問自答を繰り返していきたい。「井の中の蛙大海を知らず」にならぬよう。
明日は今日と違う自分になる
マックス爺さんが、今まで実行してきたことがあるという。
言葉では簡単に言えることだが、いざ実行しようと思うとなにから手を付けて良いのかわからない。
要するに、毎日違う自分になるということだが、毎日、違う自分になるためにはなにが必要だろうか。あなたも日々の仕事に忙殺されて、流されてはいないだろうか。流されていては、この「明日は今日と違う自分になる」ことは難しい。
「明日は今日と違う自分になる」には、毎日「試すこと」をし続けなければならないということだ。
ボクは、日々、様々な状況で実験を繰り返すことを実行している。例えば、畑の無農薬野菜もミミズの堆肥を使用した場合と使用しない場合の違いはどうなのか。水不足の際に、水を与えなくても大丈夫な日数は何日なのか。
今、読んで頂いているブログも少しずつだが色々なことを試す実験を繰り返している。
そう、「明日は今日と違う自分になる」ために!
あらゆることを試し、チャンスの数を増やす
以前、起業して失敗した経験を持つ主人公に対してこう話しをしている。
その事業に失敗したのは、この試すという試みを常にしなかったために、ライバル会社が飛び越していったことが原因と話す。
ボクも色々な職種で起業してきては潰しているので、この言葉は非常に頭が痛い(笑)
起業をするまでというのは、色々なアイディアを出して前のめりで進んでいくのだが、いつの間にか日々の仕事に忙殺されて、やがて「試してみること」をしなくなっていく。そうすると、いずれ顧客に飽きられてしまう。
チャレンジすることに失敗はないし、たとえ失敗しても命までは取られまい。どんどんチャレンジして成功するためのチャンスの数を増やしたい。
そして、マックス爺さんはこうも言っている。
どうしても、何かを始めるときに「あれが整ってから」とか「こうなってから」とか言い訳を言って先延ばしにしていないだろうか。マックス爺さんが言うように、誰もあなたの準備が整ってくれる前まで待っていてくれたりはしないんだ。
さあ、あなたも思い立ったら吉日!いますぐにでもチャレンジしよう。
目標を立てるほど愚かなものはない
マックス爺さん?!これほんとなの?!
ボクは、今までしっかり目標を立てながら人生歩んできましたよ。マックス爺さん(笑)
マックス爺さん、こんなことも言ってる。
ん~、確かに自分の人生を振り返ってみると、規則正しいどころか…(笑)
そうなんだよね。目標を立てても思い通りなんか行ってない(笑)そうだよな。目標を立てることが悪いことではないけれど、その目標に縛られてはいけないってことだ。そのときその時で目標は、変化させていくことが大切だ。
名だたる成功した起業家は、目標を立てていたわけだはなく自分がやりたいことに没頭した結果、成功を手に入れている。
たとえば、黒澤明監督は画家だったそうだし、ハリーポッターの作者であるJ・K・ローリングは英語の教師で離婚をきっかけに生活保護を受けながらハリーポッターを完成させたという。
人生、なにが起こるかわかならいから面白い!
運を引き寄せるには?!
引き寄せの法則的な自己啓発本はたくさんでているけれども、この「仕事は楽しいかね?」では、とてもわかり易くマックス爺さんが教えてくれる。
何気なく過ごす日常を、日々、注意深く観察して昨日とは違う風景を発見する癖を付けるということだ。
ボクは毎日、畑に水やりをするのだが、これもスプリンクラーを使ってしまえば全自動で体や時間は有効に使えるかもしれない。けれど、ボクは毎日、毎日、自分で水やりをしている。およそ1時間半ほど水やりでかかる。
ボクにとっては、この1時間半という時間は育てている野菜や果物の状況を注意深く観察する機会にもなっているし、何より日々、移り変わる風景を自分の思考と重ね合わせるとことで、新しいアイディアを生み出す良い時間となっている。
人は、日々の仕事で忙殺されているので、なかなかまとまった時間を取ることは難しいとは思うが、会社に行く途中に道路に咲く花や会社帰りに夜空を見上げてみてはいかがだろうか。
あなたも新しいアイディアが浮かぶかもしれない。
「自分には○○がない」は、いつまで経っても変われない
人間は、とかく人と比較したがる動物である。成功した人を見ると自分と比較して「自分には、お金がないから」「自分には、人脈がないから」「自分には、ノウハウがないから」自分は成功できないと思っている人が多い。
成功した人の成功するまでの道のりは、決して平坦ではなく、リスクを背負い、日々、試すことを怠らなかった人だと思う。
お金がなければ、お金をなるべくかけない方法でナリワイを作ることを考えればいいし、人脈がなければ今は、ブログもSNSを使って自分発信することも可能だ。
自分自身が変わるために、「自分に○○がない」は、今日から言うのを止めよう。
新しいアイディアというのは、新しい場所に置かれた古いアイディア
マックス爺さんが教える「新しいアイディアを生み出す」ための方法とは?!
問題を書き出す
仕事上でやってきたミスを全部書きだす
仕事に関してやっているすべてのことをリストアップする
上記のリストに、日々、思いつく限りのことを結びつけていく。今日の天気でも自分が今日に予定している行事でも多少強引でも結びつける癖付けをしていくことで、新しいアイディアやサービスが生まれる。
以前にミスしたことでも時が経った今でしか解決できないものもあるかもしれない。そういう意識を常に持ち続ければ新しいアイディアが生まれる可能性が高まる。
意外な組み合わせなものほど、新しいサービスや商品も生まれることもまた事実。
ボクは、若い頃のダイビングインストラクターという杵柄を引っ張り出してランサーズという新しいサービスと結びつけたら、ライターという仕事を作ることができましたよ。
あなたも人生を振り返って、引き出しから昔取った杵柄を引っ張り出してみてはいかがだろうか。
まとめ
今日は、「仕事は楽しいかね?」という本に書かれた珠玉の金言を、ボクなりの見解を交えながら紹介してきた。
この「仕事は楽しいかね?」という本は、2001年の発刊だが今もなお人生で立ち止まって前に進めないぼくらの心を揺さぶる力がある。
まだ、お読みでない方はぜひとも読んでほしい一冊だ。
また、活字は読みづらいなーという方は、こちらの漫画でも楽しむことができる。ボクもこちらも読んでみたが、日本の実態と合わせて読めるのでとても参考になった。
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