4月3日にボクとしては、四人目(日本では3人)となるタイ人と日本人とのハーフな女の子が誕生して毎晩2時間毎に、授乳、おしっこ&うんちに格闘している五十代アクティブニートの川島です。
今回は、ボクの歩んできた軌跡シリーズ エピソード7(Episode PartⅦ)をお送りしたいと思います。親父の内縁の妻から受けた執拗な嫌がらせが明らかに!
ボクの歩んできた軌跡シリーズ エピソード6(Episode PartⅥ)では、親父の内縁の妻の女性から裁判で訴えられたところまでお話しましたね。
逆恨みによる嫌がらせは、もはやストーカーだった!
バンコクでのボクの結婚式(前タイ人嫁との)に親父は日本で知り合ったタイ人女性を連れてきていた。
親父の内縁の女性が、その写真を別荘の親父のパソコンからひっぱりだしたことに端を発して、その女性(タイ人女性)をボクが紹介したと勘ぐってきたのだ。
どんなに説明しても理解はしてもらえず、裁判へと発展、そしてその親父の内縁の妻による逆恨みによる嫌がらせが始まった。
どんな嫌がらせがあったかというと!
止まることのないfax攻撃
ボクは、その当時ブランドリサイクルショップを経営していたが、そのお店に設置してあったfaxや自宅に設置してあったfaxに恨みつらみを書いた紙が留まることなく流れてきた。自筆のときもあれば、まるでドラマでよく見る犯人が新聞の文字を切り取って作った犯行予告のようなものまで送られてきた。
書いてある内容は、「あなた達からすべてを奪ってやる的な」内容だった。もはや、正気を失っているような文面であった。
自宅の電話への無言電話
今まで無言電話などは一切かかってこなかったのだが、このことを境にひっきりなしに無言電話がかかってくるようになる。
おそらく、子どもたちが出たら何か言うつもりだったに違いない。
日本の前妻や長女へのつきまとい
日本の前妻が長女をダンス等の練習で、車で送り迎えするときに一台の白い車が後を付いてきた。車のナンバープレートを調べると、その女性の車であったのは言うまでもない。
このつきまといは、ボクが起こしたつきまといの裁判で、強制執行されるまで続いた。
長女の学校宛の誹謗中傷
直筆の手紙(誹謗中傷)や写真(ボクがタイ人の女性と結婚している写真、結婚式の写真)などが、長女が通っている中学校のポストに投函されることもあれば、分厚い封書で郵送で送られることもあった。
この内縁の女性が精神を患っているということもあり、家族への危険を感じたボクは、裁判を起こすことになる。ストーカー法でなんとか対応できないものかと考えていた。
結局、裁判を起こすが当の本人は一回も出廷することはなく、強制執行と言う形で家族や自宅から200m以上近づいてはいけない、faxや電話をしてはいけないなどのストーカー法になぞらえた強制執行をしてもらった。
確か、弁護士費用は70万円ほどかかったと記憶している。このときの弁護士費用は、ベンツのSL350を売却してお金をなんとか工面することができた。
ついに、警察本庁の刑事が動き出す!
裁判と同時並行して、当初は、地元の警察署の生活安全課に相談をしていたが埒が明かなかったため、友人を介して議員を紹介していただき少し圧力をかけてもらった。
すると、警察本庁の刑事さん(男性2名、女性1名)で対応して頂けることが決まり、親父の内縁の妻である女性を監視下に置くこととなった。
その女性もこのことに気付いたのと、裁判でストーカー行為に対する強制執行がなされたことで、ついに誹謗中傷を含めたストーカー行為を止めることができた。
2年の裁判を経て、すべてを失うことに!
時はすでに2012年を迎えていた。
相手の親父の内縁の女性に訴えられてから、2年が経とうとしていた。裁判では、様々な人間模様を経験することができた。
相手の女性の弁護を担当していたのは、以前、親父の会社の顧問弁護士でもあった弁護士だった。そのときは、とても信頼をしていたが人間やはりお金を持っている人間に付くんだなということも嫌というほど味わった。
また、その女性の演技力にも驚いた!普段は、涙などを見せることもないような鉄の女だったと思っていたが、裁判ではボロボロと涙を流す。
ある意味、スゴイと思った。
ボクを担当していた弁護士も、ボクにお金がないとわかると事務所で一番若手の弁護士にいつの間にかスイッチしていた。
お金のイヤラシイ世界をまざまざと見せられた2年間でもあったと思う。
裁判では、ボクら(ボクと親父)の詐欺行為は認められないということで、詐欺行為については却下されたが、錯誤によりお金を返却せよとの裁判ではとうとう勝つことはできなかった。
この意味するものとは。
間違えて振り込まれた2200万円については、返済しなくてはいけないということが決定されたということ。
その返済能力のないボクは、資産という資産を強制執行で取られるということが決定したということだ。
[note]強制執行(きょうせいしっこう)とは、債務名義にあらわされた私法上の請求権の実現に向けて国が権力(強制力)を発動し、真実の債権者に満足を得させることを目的とした法律上の制度であり、日本においては民事執行法(以下単に「法」とする)を中心とする諸法令により規律される。
引用先:ウィキペディア
[/note]
強制執行の対象と成ったのは、ボクの個人名義の車(日本の前妻が乗っていたベンツV220)と日本の自宅(新築したばかり)が対象だった。
このときは、本当に日本の家族には申し訳ないという言葉以外に見つからない。
日本ですべてを失ったボクに、さらなる悲劇が襲うことに!
こんな状況の中での商売なんてうまくいくはずもない。日本でのすべての財産を失ったこと、会社の経営状況も良くない中、前タイ嫁とこんな会話から悪夢は始まることに。
理由を突き詰めると、そのタイ人妻が内緒で投資向けコンドミニアムを購入したことがわかり、THE END!
家も車も引き渡し、結局、離婚することに。(注:コンドミニアムは所有権を持つことはできますが、土地付き一戸建て住宅は、外国人は所有者にはなれません。)典型的なバカな男!
前日本人妻と?!よりを戻す???
そんなタイでの出来事を、同居人でもある前日本人妻に話してみると。
このときの前日本人妻の懐の深さには驚いた!結局、再度、籍を入れてやり直すことに!そう、これが3度めの入籍の実態だ(笑)
ところが、裁判で負けた女性からの請求で、やはり日本人妻や家族にも迷惑がかかり始めていた。
また、今回の一連のことでどうしても夫婦での言い争いが耐えないことで、子どもたちへの悪影響を考えて、やはり別々の人生を歩むことを決断することになった。
そう、三度目の離婚が成立した瞬間でもあった!
家族みんなで話したのは、色んなことがあったけれども、人を恨むエネルギーというのは、とてつもないエネルギーが必要で精神を病んでしまうほどだ。人を恨むより、許すことでボクら家族は前に進もうと。
ただ、ひとつ心残りだったのは、母を日本に置いていくということだった。このことで、妹にはかなりの負担を強いることになる。
日本でもタイでも資産という資産をすべて失ったボクが、ついに決断する!
ボク自身も、今後の身の振り方を考えていた。色々な出来事が重なって精神的にはズタズタのはずなのに、なぜか前向きだった(笑)
最初は、日本での再起も考えたが(母のことなどもあるので)、借金が重くのしかかって、おそらく、日本では立ち直れないだろうと判断した。
そうして、ついに決断する!よし、タイに移住しよう!
どうなるか分からないにも関わらず、恐ろしく前向きだったのを覚えている。
当初の計画は、こうだ!
日本にも会社名義で強制執行対象外だった拠点(新潟にあったリゾートマンション)を一つ残しつつ、ブランドリサイクル事業も半年に一回のペースで買取販売を行い、タイでは新しいビジネスを始められるベース作りをする。
とりあえず、在庫のブランドの一部を売って80万円という現金を作って、タイに移住した。なんという短絡的な(笑)
相変わらず、アホだな!
実際に移住して、ビジネス構築をしようと様々な点から検証したもののそれには、やはりお金が圧倒的に足りない。
また、バンコクで賃貸アパートを借りて、生活に必要なものを取り揃え、旅行者気分で生活をしていたら、当たり前だが、あれよあれよという間にお金は減っていき、持ち金は20万円まで減っていた。
さあ、どうしよう。異国の地で、仕事もなく、残金20万円の46歳の男にいったいなにができるというのか?!
タイで、さらなる決断をすることに!
残金20万円になったとき、これはやっぱヤバいぞ!と焦りはじめる。
よし、現地採用として働いてまずは、生活の基盤を作り直そう!
すぐに、「タイ 現地採用」とGoogle先生に聞いてみると、あるある求人情報が。でも、すぐに凍りつくことに!
求人の年齢をみると、どの求人もおおよそ35歳までというのが圧倒的に多い。あっても、エンジニア歴がある40代前半などだった。
なんとか、自分の強みであってタイでその経験を活かせそうな求人を見つけた。それは、日系企業の進出のお手伝いをする不動産会社だった。しかし、年齢は、45歳までとの記載が。ボクの当時の年齢は、46歳だった。
すると、なんと面接をしてくれるということに。
自分が持っているすべてを出し切って、面接に望んだ結果、なんと、採用を手に入れることができた。
どん底から、上を見上げると一筋の光が空から降り注ぐのが見えた瞬間でもあった!
そして、人生で一番のどん底だったこのころ、ついに、最後の?!運命の人に出会うことに!
おっと、もうこんな時間!
今日のところは、このへんで。サワディクラップ!
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