熱心な仏教徒のタイ嫁の影響で、仏教の日(一ヶ月に4回仏教日であるワン・プラ)
にはタンブン(徳を積む)をしている川島です。
一ヶ月に4回ある仏教日であるワン・プラは、新月と満月とその中間日に設定されています。仏教の日には、信仰深いタイ人は徳を積む(寄進する「お寺に物品やお金を寄付」)と良いとされています。
その中でも陰暦3月の満月の日のマカブーチャ(万仏節)は、大きなイベントの一つとなっています。(今年2017年は2月11日)
マカブーチャ(万仏節)とは...?!
[note]陰暦3月の満月の日に釈迦がウェールワン寺院を訪れた際、悟りの境地に達した1,250人の弟子が偶然一堂に会したという奇跡的な出来事を祝う日で、人々は寺で説法を聞き、手にロウソクを持って本堂や仏道を3巡します。
在京タイ王国大使館より[/note]
陰暦の3月なので、毎年月日は変更になります。
タイ人にとっては、マカブーチャ(万仏節)はとても大切な行事の一つになっています。多くのタイ人が近所のお寺に夕方から夜にかけてタンブン(徳を積む)に出かけます。本堂を3巡するのは、だいたい夜になります。時間は、お寺によってまちまちですので、確認が必要です。
このマカブーチャ(万仏節)は、ちょっとしたお祭り的な感じなので、このように露店も出て子供も楽しそう。キックボクシングのショーもやってました。
ぼくらは、午後7時前くらいにお寺に到着して、まずは腹ごしらえ。このように、無料で食事を提供するというタンブン(徳を積む)する方々もいます。
将来は、無農薬野菜を使った料理なんかを無料で提供するなんてことができたらいいですね。
マカブーチャ(万仏節)ってどんなことをするのでしょうか。
このような奇跡的な出来事を祝う日に近所のお寺に行き、お坊さんの説法を聞きながらタンブン(お布施・徳を積む)します。
その後、ロウソクと花、線香を本堂前でいただき、ロウソクと線香に火を灯して手に持ち、お祈りしながら本堂を右回りに3巡します。今回は、夜の8時より始まりました。
こんな感じで、本堂の廻りを3巡します。なかなか厳かな気持ちになります。こういう自分のこころと向き合う時間というのは大切ですね。
3巡廻る途中で、ロウソクが消えてお隣さんに火をもらったり、ロウソクが溶けて足にポトリ。
3巡廻り終わったら、このようにロウソクと花、線香を手向けます。
日本も同じ仏教徒ですが、信仰心はタイのそれとはまた違いますよね。
見返りを求めず、誰かのために祈るのはとっても大切なことですね。こんな空間をこれからも大事にしていきたい。
タイ マカブーチャ(万仏節)で観光客が注意すべき点
マカブーチャ(万仏節)は、禁酒日となります。
スーパー(コンビニなども含む)やレストランなどでは酒類の販売が禁止となりますが、前もって購入していた酒類を自宅やホテルの部屋などでプライベートに飲むことは可能です。とは言っても、外国人向けのレストランでは飲酒が可能な場合もあります。
バンコクやパタヤ、プーケットなどの観光地のナイトスポットもクローズしていることが多いので、ナイトスポット目的の方は、タイの禁酒日に当たる日を避けるように日程を組むことをオススメします。
タイ人の人たちは、禁酒日にわざわざ酒を飲もうとする人はいないですね。
マカブーチャ(万仏節)は、禁欲日でもあります。
はい。我が家も禁止です(笑)
タイに観光でくる方々も、このような仏教のイベント日にお寺でお坊さんの説法を聞きながら、ご自分のこころと向き合う時間を作ってみてはいかがでしょうか。
あなたの大切な人へ、見返りを求めない祈りを捧げてみてはいかがでしょうか。
今日は、このへんで。サワディクラップ!
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