自分がいなければ会社が回らない!は思い上がった妄想!という話。
みなさんの会社でもいませんか?!こういうタイプの人w
この「自分がいなければ」という言葉は、一見責任感が強いという風にも受け取れます。ただ、この「自分がいなければ」という言葉は、諸刃の剣で人のこころを傷つけたり、回りの人達の成長スピードをダウンさせることもあります。
ある会社で、こんなことを目にしたことがあります。
部長「お前、そんなことも対応できないのか!この仕事、2年もやってんだろ!何やってんだっ!」
部下「す、すみません(汗)」
ぼくは、この光景を見たとき思いましたよ。
「2年も自分の部下に付けて、覚えさせられなかったのか!部長さん!」
また、ある会社では。
部長「社長、自分でなければその件の対応は無理ですから、その仕事をお受けするのは止めたほうが良いと思います。それが、顧客のためでもあります。」一見、まともなことを言っているようですが、ぼくは、この光景を見たときに思いましたよ。
「7~8年会社に在籍していて、同じ仕事が部下ができていない状況ってなに???」
自分の立ち位置を人に誇示したという顕示欲が強いタイプにこのような人が多いような気がします。自分の価値を下げたくないのか、自分が持っている武器(持ち玉)をなかなか出そうとはせず、その武器を振りかざす。そして、その地位を維持しようします。
こういうタイプの人は、非常に真面目でもあります。仕事も一生懸命する人が多く、もちろん、責任感も強いでしょう。
それが故に、例えば、仕事の遅いスタッフに任せきれずに自分で処理をしてしまう。確かに、仕事は早く片付くし顧客にも迷惑をかけることもないでしょう。
ただ、このような対応をされた部下はどう思うでしょうか。
あなたも考えてみてください。
このような行動をする人は会社にとって、本当に有益なのだろうか。このような行動をする人は会社に知識財産は残せない人だとぼくは思います。自分の部下が、自分と同じレベルになるまで育てることができず、次の世代にその知識財産は継承されていくのでしょうか。それは、甚だ疑問です。
「自分がいなければ」は、責任感でもなんでもなく本当は無責任
ぼくは、いつも思っていることがあります。
それは、いつでも会社を辞められる準備をしているということ。これは、ある人には逃げのようにも聞こえるでしょう。でも、ぼくは逃げとは思っていません。いつでも、辞められる状態と作るということは、所謂、部下なりスタッフにぼくと同じレベルの仕事ができているという状態です。それは、常に会社に知識財産が継承されているということにもなります。
事実、前の会社を辞める2週間前からぼくはほとんど仕事を与えられていません。当てにされていなかったのかもしれませんがw確かに、仕事を引き継いだスタッフは大変だとは思いますがお客様にご迷惑をかけることなく淡々と業務を行っていました。
ボク自身、育てたという意識もなくただ単に日々の業務をみなで一生懸命ぶつかりながらも淡々としてきた結果だと思っています。
- 「自分がいなければ」は、責任感でもなんでもない「ただの妄想」
- 「自分がいなければ」は、人を傷つけることも人の成長を妨げることもある。
- 会社にとって有益なのは、「自分がいなければ」という妄想責任感ではなく、スタッフに知識を継承し、会社に知識財産を残せる人材
- 業務を継承していつ会社を辞めても大丈夫な環境を作り出そう。「そう、自分でなくても大丈夫」と思えるように。
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