ボクはタイの不動産会社にて、日系企業に工場や倉庫、オフィス、駐在員の方々に住居を
仲介する業務を日々行っている。
ここ数年のタイへの日系企業の進出の勢いは、2012年のそれとは異次元的にまったくないと言ってもよいくらいだ。
タイ投資委員会(BOI)の新制度がもたらしたタイへの日系企業進出の変化
今年はタイ進出動向を語る上で、大きな変化があった。タイ投資委員会(BOI)が、新投資奨励を発表したことを受け、日系企業の進出に明らかな変化が見られた。
従来の労働集約型と呼ばれる製造業から、R&D(研究開発)を含んだアッセンブリー、メンテナンス業の進出が今年前半は増加傾向にあった。
また、ゾーン性が廃止されたことによりバンコク周辺の工場での操業が目立ち始めている。今傾向は、今後も顕著化するものと思われる。
タイ 日系企業が多く入居するバンコクフリートレードゾーンでは・・・。
昨日、バンコクフリートレードゾーン(民間工業団地)のタイ人スタッフとミーティングする機会があり、色々話を聞くと、最近は、中国、韓国、また、直近ではインドが非常に多くなっているとの話だった。
ここでもチャイナマネーの勢いは、凄まじいものがある。
今後のタイへの日系企業の進出の見通し
最近のタイのニュースでは、日本の対タイ投資申請額が40年ぶり首位陥落という見出しが踊った。
今年後半からは、干ばつによるタイ国内の景気停滞、世界経済低迷の影響を受け、自動車生産台数の落ち込みなどで、日本からの製造業進出がパッタリ止まった。タイの場合、このような干ばつが起きて、農業を営む世帯の収入が落ち込むとピックアップトラックの販売台数が極端に落ち込む。
また、世界戦略車であるピックアップトラックの販売台数が世界的に落ち込むと、ピックアップトラックの輸出も多いここタイへの打撃は大きいものとなる。
来年の見通しは、まだ、見えない部分が多いが、大方、今年のような感じになるのではないかと思っている。
タイの日系企業が多く入居する工業団地へのインフラ整備
そうそう、話は変わるが、バンナートラッドからバンプリー工業団地へ抜けている途中のロータリーが工事が終わり、信号機が設置され十字路になっていて、今までよりは、スムーズに車が走り抜けるようになった。
バンコクフリートレードゾーンへの通勤も少しは、ストレスフリーになった感じだ。
それでは、今日はこのへんで。サワディクラップ!
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