五十の手習い!タイの地で足るを知る

タイの工場操業許可の裏話!えっ?!担当官の裁量で賄賂を請求されるって本当?!

この記事は、Googleで「タイ 工場操業許可」で検索すると1ページ目(5番目)に掲載され、よく読まれている記事を大幅リライトしたものです。

 

みなさん。サワディクラップ!

日々、日系企業の進出のお手伝いで奔走している川島です!

タイの工場操業許可のことでトラブル発生?!

 

この地域の民間工業団地側オーナーは、県との調整をしながら工場建設しているため、工場操業許可は、民間工業団地側オーナーを通して行うことが通例である。書類等は、弊社とお客様で作成し、民間工業団地側に提出して1か月~2か月に操業許可が下りることがほとんど。

 

しかし、今回の民間工業団地は、県との調整の経験が浅いため、不慣れで書類を提出し工場検査に来たにも関わらず、なかなか事が進まなかった。そのため、お客様と私、民間工業団地の経営者と面談をし、事が進まない原因を突き止めた。

 

すると、こうだ。『一旦、民間工業団地側の名義で操業許可を取り、16か月後にお客様の名義変更ができる』

 

『はあ~?!』である。

 

そこで、『それを、申請と名義変更を同時にすることはできないのか』袖の下(賄賂)を通すことも念頭に協議するよう指示した。

 

ここタイでは、賄賂のことをお茶代なんて言葉を使っている!

 

タイの工場操業許可のことで、Industry Officeに行ってきた!

 

この面談から1週間後の今日は、昼前からサムットプラカーンにあるSamut Prakan Industry Officeに工場操業許可の件(役所へ書類の再提出)で行ってきました。

今回は、民間工業団地(最近完成した小さな)の操業許可の申請だが、サムットプラカーン県は、建築申請・工場操業許可に非常にうるさい県で有名。

 

 

申請書類を受け取ったほどの担当官の署名入り書類

この申請書を受け取ったかどうかの担当者の署名も必ずもらうように、賃貸工場会社側にしっかり話をつけておく必要がある。

 

そして、担当官から申請と名義変更は、通常受け付けないが今回は特例ということでその袖の下は、90,000THBということだ。今月30日までには、申請及び名義変更が終わり、許可が下りるとのことだ。

この費用が高いか安いかは議論があるところだが、早く許可が必要な場合は必要経費となる。

 

タイの工場操業許可では、担当官の裁量によって賄賂を請求される可能性も考慮する。

 

先日、BOIセミナーでプラユット首相が、『役所の人間で賄賂を要求されたら、私に言ってきてくれ』と言っていたが、まだまだ、この国はこの袖の下がまかり通っているのが実情である。

 

ある程度スムーズに取得できるサムットプラカーンの民間賃貸工場でも、役所の基本設計の確認担当者に5000バーツ(15000円)、排気システムの設計の確認担当者に15000バーツ(45000円)のお茶代(賄賂)を請求されるなんてこともある。

 

私たちも、タイに進出する日系企業にはこのお茶代(賄賂)については、必ず言及している。その予算取りも必要になってくる。予算取りとしては、この賄賂については当然のことながら、領収証はでないため内装工事請負業者に見積もりに上乗せするなどしてもらい捻出している企業が多い。

 

タイが現在、嵌っている中所得国の罠を抜け出すためには、まずは、この役所の改革が必要だろう。日本に限らず、進出する会社が安心して許認可が取得できるよう法整備も必要だろう。

 

とにかく、タイでは担当官の裁量によるものが役所絡みは多すぎる!

 

この日系企業のお客様については、無事に工場操業許可が下りて操業を開始している。

 

それでは、今日はこのへんで。サワディクラップ!

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五十の手習い!タイの地で足るを知る~崖っぷちの人生を豊かにする法則ブログ~を運営しています。タイで人生の最終章をスタートさせました。半農半Xを18歳年下のタイ嫁と目指して日々奮闘しています。自給自足、農業、田舎暮らし、タイのことなど、気になる記事がありましたらシェアしてもらえたら嬉しいです♫
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